ほんとは優しい私のオオカミ ②
名前を呼ぶ声がして顔をあげる。
声の主は優也だ。
心配そうにこちらを見つめている。
優也「どうしました?やはり足が痛みますか?」
パーティー用のヒールで靴擦れを起こした私の足を心配しているようだ。
瑠奈「ううん。大丈夫!ありがと!優也」
優也「無理はしないで痛かったら言ってくださいね」
優也がぽんぽんと頭を撫でてくれる。
いつも、みんな優しい。
私がしっかりしなくてどうするの。