ほんとは優しい私のオオカミ ②
タクヤ「大丈夫っすよ。総長も黒狼メンバーもケンカだけは強いっすから!」
西田さんの代わりに運転手になってくれたのは明るい黒狼メンバータクヤ。
歳はタメか一個上くらい。だから、話も合うし今だって明るく励ましてくれる。
瑠奈「タクヤ...そうだね。翔もみんなも強いもん!」
そうだよ。私がくよくよしてたって仕方ないじゃん。
私が今できることは翔を信じてここで待つだけ。
なのに、私の希望はすぐに打ち消された。
すばやく車の周りを取り囲まれる。
まさか...。
暗闇に紛れるようにその人物は姿を現した。
零「迎えに来たよ。瑠奈」