ほんとは優しい私のオオカミ ②
ほんと優しいんだから...。
2人で慎重に車から降りる。
零「瑠奈!あー、僕の瑠奈!会いたかったよ」
すぐに零が満面の笑みで近づいて来ようとする。
瑠奈「来ないで。」
私が拒絶の言葉を発すると、ひどく驚いた顔で見つめた。
零「え...。ああ、そいつに脅されているんだね。なんて憎いやつなんだ。すぐに殺そう。」
ためらいもなく拳銃を懐から出す零を見て、私はタクヤの前に立ちはだかった。
瑠奈「やめて!」