ほんとは優しい私のオオカミ ②
そこには普段穏やかな優也とは打って変わって鬼のような形相で敵をにらみつける優也がいた。
優也「前言撤回です...。殺りましょう。離れていてください翔」
翔「...お。おう」
有無を言わさぬ雰囲気に圧倒され言われたとおりに、優也から離れて敵に集中した。
しばらくすると敵の動きが止まり不思議に思うと優也のほうに視線がいっていた。
ちらりと見ると俺よりも多くの敵が地面に転がっている。
優也「ふっ...うちの事業は医療関係なんです。どこを狙えばどうなるかなんて手に取るようにわかりますよ」
瑠奈を逃がして本当に良かったと思った。
こんな姿を見てしまったら夜トラウマになってしまう。