ほんとは優しい私のオオカミ ②
愛染家
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【瑠奈side】
愛染家についた私は以前いた離れの屋敷に連れていかれた。
零は仕事があるので今は部屋にいない。
私は屋敷の一番奥の黒い部屋にいる。
この黒い部屋は零が私の白い髪が映えるようにつくった部屋。
壁紙はもちろんのことベッドやテーブルなどの家具も黒く、唯一黒くないのが薄い照明の明かりと私だ。
最悪の思い出ばかりなのに何年もすごしたところだから懐かしく感じる。
でも懐かしいと思うことはもうない。私はもうここからでることはかなわないのだから。
【瑠奈side】
愛染家についた私は以前いた離れの屋敷に連れていかれた。
零は仕事があるので今は部屋にいない。
私は屋敷の一番奥の黒い部屋にいる。
この黒い部屋は零が私の白い髪が映えるようにつくった部屋。
壁紙はもちろんのことベッドやテーブルなどの家具も黒く、唯一黒くないのが薄い照明の明かりと私だ。
最悪の思い出ばかりなのに何年もすごしたところだから懐かしく感じる。
でも懐かしいと思うことはもうない。私はもうここからでることはかなわないのだから。