ほんとは優しい私のオオカミ ②




不思議に思いながら手に取って眺めてみる。




部屋が薄暗くてよくわからない。



引き出しを閉めてもう少しよく見ようベッドのふちに座った、そのとき。




コンコンコンッ



零「瑠奈」



零だ。わたしは鍵をベッドの下に隠した。



零「入るよ」




部屋に入り、私の姿をいち早くその目にとらえると笑顔になった。




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