ほんとは優しい私のオオカミ ②



断られると思ってなかったのか、龍我はすぐに口を開いた。



龍我「これは火龍とは関係ない。俺個人でのことだよ。」



優也「翔。さすがに愛染相手ですよ。戦力は必要です」



ちっ。引き下がらないか。おまけに優也まで口を出すほどだ。



翔「わかったわかった。龍我、文化祭の約束覚えているな?」



文化祭、俺とのゲームで負けた龍我が「なんでも言うことを1つ聞く」という約束だ。すぐにいつも通りのニヤついた顔になる。



龍我「ああ。」



翔「それを使う。火龍およびその傘下は敵対関係を無くし黒狼と手を組むこと。いいな」



龍我「りょーかい!」



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