ほんとは優しい私のオオカミ ②
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あれから泣き疲れて眠ってしまったようで、部屋の中には零の姿はなかった。




起きようと思った時、ふいにあの鍵を思い出した。



オルゴールが鳴った日に見つけたあの鍵。



零が来たからベッドの下に隠したんだった。



ベッドの下に手を伸ばし鍵がある場所を探る。



チャリッ



瑠奈「あった!」



まじまじと探りあてた鍵を見つめる。



銀色のリングには2つの鍵。




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