ほんとは優しい私のオオカミ ②
さすがに何日もやっていることだから道もだいぶ覚えたし下働きの人達に見つからない術もみにつけつつあった。
ガチャガチャ
今まで探してこなかった所の扉も鍵をさして確かめる。
瑠奈「違うかあ…結構探したんだけどな」
あと、探してないとこは…
やっぱりあそこかな…
あの日から零の部屋はなんとなく入ってはいけないような気がして、避けてきてた。
でも今日は一歩踏み出してみようかな。
くるりと踵をかえしあの部屋へ向かう。
道も覚えていたため部屋にはすぐにたどり着いた。
ゴクッ
他の部屋とは違う異様な空気が漂っている気がする。
八雲は零のつきそいで今はいない。
よし!!