ほんとは優しい私のオオカミ ②

さすが頼もしいな。


俺は二人にその場を頼むと突き進んだ。


翔「どけええ!!」


どこにいる瑠奈!


あてもなく廊下を走り回ると白い髪が見えた。



翔「瑠奈!?」





零「…瑠奈?そう呼んでいいのは僕だけなんだけど」





こいつ…。




なんだこいつは、人形のような顔、少年のようなあどけなさの間に圧倒的な強さを感じる。




翔「愛染零…か」


零「…そうだけど?八雲」


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