ほんとは優しい私のオオカミ ②
でも私は気になって仕方なかった。
瑠奈「翔?翔がどうかしたの?優也」
優也「その...」
言うのか言わないのか迷っている風の優也に今度は蓮が強い口調で言った。
蓮「お前はすぐそうやって抱え込むんだからなあ。翔がどうしたんだ?話せよ。仲間だろ」
その言葉がきっかけで優也の決心がついたようだった。
優也「わかりました。とりあえず座ってください。お茶いれてきますから」
手近にあったソファーに蓮と座る。
すっかり無口になってしまった瑠奈に連が頭を優しくなでていった。
蓮「大丈夫だから」
瑠奈「うん...」