ほんとは優しい私のオオカミ ②
次に彼の犠牲になったのは、たくさんの怖い人たち。
零と二人で外にでた時だった。
怖い人達に囲まれた。
大きいバイクに乗っていたり、黒い車に乗っていたり。
私が、困惑していると零は肩を抱き寄せて優しく言った。
零「大丈夫だよ。なにも怖いことなんてないからね。」
ふいに見せる、まともで優しい零。
《お兄さん。綺麗な顔だねえ。歪ませてやりてえ》
《となりの女はマジやべえな。》
《そそるぜ。うひひ》