ほんとは優しい私のオオカミ ②
優也「僕たちが16のときあの倉庫で翔が提案してきましたよね。そのとき僕は言いました...」
翔「”信じる”だろ。忘れるわけない」
優也「そうです。最初僕は反対しましたがあの時、翔があまりにも嬉しそうに語るので了承したのです。」
優也が眼鏡越しにしっかり翔をみすえた。
優也「自分で発した言葉は取り消しません。僕は翔を信じます。黒狼の総長はあなたしかいません。...おかえりなさい。総長」
ふっと優也が微笑みかける。
それと同時に、がたがたと扉があいて空と隼人、それに龍我が入ってきた。
空「わーん!翔!会いたかった」
隼人「翔がいない間、文化祭期間になったんだぜ!」
龍我「わあ~。お久しぶり~」