ほんとは優しい私のオオカミ ②

楽しい日々




学校から帰ってきて、メンバーのみんなを集めると生徒会室で話したことを告げた。





西田さんの裏切りはもちろん、私のこともみんなの心に重くのしかかった。





翔「勝手なことして戸惑わせて悪かった。」





瑠奈「私も言えなくてごめんなさい」





メンバーのみんながどう受け止めるのか心配だったけれど再び翔はメンバーから熱い歓迎を受けわたしのことも快く受け止めてくれた。





「やっぱ。総長いないと寂しいっす!」


「総長は翔さんだけっす!」


「おかえり!総長」




強面のメンバー達が寂しかったと口をそろえて言うからなんだか私は笑ってしまった。





ほんと、平和だなあ。




翔は元通りになったし、私の隠しごともなくなった。




いつも通り、ううん。いつも以上にいい気分。




今日は、ちょっとしたパーティーを開くらしく倉庫の下の階でみんなでお食事。





瑠璃子「るなちゃーーん!」





瑠奈「瑠璃子さん!!健人君!」






瑠璃子さんが、倉庫に顔を出していた。




隣には健人くんの姿もあった。
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