あなたの胸で泣かせて

秀敏から夜また連絡が来て、
明日また〇〇神社で会おうと言われた。

良いよと返事するもまたドタキャンをしてしまった。


それを5回も繰り返した。
もう構わないでほしいという感情と
LINEが来てほっとする自分と。



するとある日の放課後、秀敏が智代を待ち伏せをした。


変わらない笑顔で
「よっ」と言って手を振ってくれた。

ビックリした智代はUターンして走る。
しかし、さすがはサッカー部。
秀敏は足がはやくすぐに、つかまってしまった。


逃げないように腕を掴んだ秀敏は近くの公園のベンチに智代を座らせ、智代が落ち着くのを待った。

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