あなたの胸で泣かせて

今まで俺たちは2人で話したことはあるがキスもしてなければ手をつないだこともなかった。


再び智代をみると涙目になって唇を噛み締めていた。


智代の前に立った俺は智代の前に膝をつき智代の顔を覗き込んだ。

「1人で抱え込むなよ?何を考えてる?」


少し間を置き智代はたまってたものを吐き出すかのように答えた。

「ねぇねぇ、私なんかといて楽しい?私と秀敏じゃ不釣り合いじゃない?
秀敏は人気者だから私なんかといるより他の子と一緒にいた方が良いんじゃない?」

それを聞いた俺は智代をどこでこんなに不安にさせたのかが疑問だった。

「俺はそんな生半可な気持ちでお前に付き合おうって言ったんじゃない。俺を信じて」

俺は智代を抱きしめた。


すると智代は少し震えていた。

そして智代をこちらに向けると涙が流れていた。

そしてキスをすると再び抱き締めた。

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