あなたの胸で泣かせて
初デート当日、どこ行こうか?と言われ
とりあえずバスに乗って町の中心地に来た。

地元が一緒だと行き帰りのバスも一緒なんだね。

着いてとりあえずだけど、なんとなくだけど私はプリクラを撮りたいと言った。

クラスメートが彼氏とプリクラ撮ったとみんなにみせびらかせているのを見てなんとなくうらやましく感じたからだ。

そんな私の提案にとしくんは

「良いよ」

と言ってくれた。

すると緊張している私を見てはにっこり笑って私を引き寄せ、キスをしてくれた。

二回目のキスがまさかプリクラだなんて思わなかった私だったが、二人の間にできていた距離もそれで縮まった。


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