あなたの胸で泣かせて
キスがまだ忘れられず、夜なかなか寝付くことができなかった。
すると、次の日秀敏から
「一緒に俺の家で宿題しよ?」
そう連絡が来た。
秀敏は次から次に積極的にやってくる。
だから私は寿命がどんどん縮まっていると思う。
別にいやではないのだが、密室に二人。
考えただけで自分の顔が赤くなるのがわかった。
智代の中で秀敏の存在がこんなにも大きくなりつつあり、自分でもびっくりしている。
結局断ることのできない私は、イエスの返事を秀敏にしたのであった。