あなたの胸で泣かせて
心の闇
モヤモヤの原因
智代はヒクヒクと泣き始めてしまった。
「なんでそんなに優しくしてくれるの?放っておいてくれたら良いのに」
「俺はお前が好きなんだ、放っておける訳ない」
「・・・・・・・」
どうせ嫌われるんだから別に言ってもいっか。
「いやー私ってこんな顔じゃん?性格もこんなんだし、、、だからか話したことも無いのに避けられてるんだよね。
昨日としくんが友だちと会った時も彼女って言ってくれなかったから、やっぱり私と一緒にいるとこ見られるの恥ずかしいよね〜と思って。」
「だからとしくんのこと好きだけど、としくんに嫌な思いさせてまで一緒にいる必要ないんじゃないかなあって。」
「いじめではないのかもしれないけどこの何年かずっとそんなんだからあんまり人を信じることができなくって。」
「だからとしくんが付き合おうって言ってくれたときは本当に誰かからの罰ゲームなんだって思ったけど、それは違うって信じて良いのかな?」
もう智代の顔は涙でグシャグシャだ。