あなたの胸で泣かせて
「もしもし?」
「あ〜俺だけど、今ちょっと良い?」
「智代のこと?それなら良いよ(笑)」
「なんだよそれ(笑)、まぁ智代のことなんだけど、、、」
智代がさっき俺に話してくれたことを渡部が知ってるか聞いてみたら、知らないと渡部もビックリしていた。
だけどねと渡部が話を続けた。
「智代いっつも始業式とか終業式とかのあとすぐいなくなっちゃうんだ。そしたら私の友だちが隣のクラスの男子がやけに智代のこと嫌がってコソコソしてるっていうのをついこの間聞いたとこだったの。」