あなたの胸で泣かせて
友だち

新学期

また今日から新学期。

宿題もなんとかとしくんのおかげで終わったけど、
この夏休み、今までにない夏休みだったな。

いっぱい泣いたけど、幸せとはこういうことなのか。と思った。



まだ堂々と私はとしくんの彼女!と言うことはできないけれど、
少しだけ特別な存在で良いのかな?と自分の存在を初めて否定しないでいれた。






そして私の大っ嫌いな全校集会。
フゥと息を吐き体育館に足を向けると
としくんとしーちゃんが来て一緒に行こうと言ってくれた。

いつもはイヤイヤながらもスタスタ先に行ってしまうが、
たまたまタイミングがあってか一緒に行ってくれることになった。


始業式が始まると相変わらずコソコソとされてしまうけれど、
前みたいに孤立はしていなかった。



今まで嫌で自分から逃げてた部分もあったんだ、
これからしーちゃんにも頼ってできるときはなるべくしーちゃんに一緒に行動してもらおうと思った。



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