神様の敷いたレール

なぜ無意識だったのにポリ袋を外したということがわかったのか。

これは２回目の自殺未遂でわかったことだ。

１回目の自殺未遂で密封状態を保つのは難しいと判断した僕は確実で手間のかからない首吊り自殺を選んだ。

ロープを買うのはめんどうだったのでロープの代わりに部屋の中で一番頑丈そうなテレビのケーブルを選んだ。

結びはもやい結びにした。

首吊りには足の着いた状態で首を吊る非定型と首吊りと言ったら誰もが連想する足のつかない状態で首を吊るごく一般的な首吊りの２種類があり、僕は非定型を選んだ。

理由は首吊りはうまくやればヘリウムガス自殺同様に一瞬で気絶し、苦しまず簡単に死ぬことができるが下手なやり方をしたら死ぬまでの十数分苦しい思いを強いられるからだ。