神様の敷いたレール
「んで、どんな部にするんだ?」

早く帰りたいのでめんどくさいのを我慢し、司会進行をすることにした水月。

「なんかさ、こう楽しいのがいいよな、ぱぁっとさ」
アホ丸出しの青山。

「お菓子研究会なんてのはどうかな?」

「よし、それで決まり、解散、お疲れさまでした」

「めんどくさいからって勝手に決めない」

ぱぁと目を輝かせるほたるの案でさっさと決めて帰りたかったがやっぱりだめか。モモが呆れた顔をしながらツッコんでくる。

「ただお菓子を食べる部活だとさすがにこの学校でも認めてくれないんじゃないのかしら」

「難波の意見は最もだ。もっとリアリティーのある案を出してくれ」

「そのリアリティーのない案で決めようとしたのは誰よ」

「細かいことは気にするなモモ、俺は早く帰りたいだけだ」

「どや顔で言わない、水月もちゃんと考えてよ」

「そうだな、写真部はどうだろう?」

「どんなことをするの?」

水月の案に首をかしげるモモ。

「桜花高校かわいいランキングトップ3のモモ、難波、ほたるの水着姿やブルマ、ナース服などコスプレも視野に入れ、スケベ教師、桜花高校生に写真を販売する。ゆくゆくは事業を拡大し希望の合った生徒の写真販売や桜花高校外での販売も視野に入れる」

「はい、はい、はーい、俺難波の写真買いまーす」


「最低」

ほたるとモモが冷ややかな視線で見てくる。
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