神様の敷いたレール
つまり頸動脈と椎骨動脈を閉塞すると脳への血流が遮断され脳は活動しなくなる。
 
脳が活動しないということは死を意味する。
 
頸動脈は喉仏の両隣を徐々に横に滑らせ触っていくとドクドクするところがあると思う。
 
そこが頸動脈。
 
ここだけを閉塞させても大雑把に言うと脳の前の部分しか機能停止しない。
 
頸動脈は主に脳の前の部分に分岐ていくからだ。
 
では脳の後ろの部分に分岐していくのはどこか。
 
話の流れでもうお分かりにだろうが椎骨動脈。
 
椎骨動脈は残念ながら触れることはできない。
 
頸動脈の後ろで首の後ろらへんにあるのだが筋肉で覆われている。
 
そのため触っていただくとわかるが首の後ろを触ってもどこもドクドクしない。
 
だから椎骨動脈を閉塞するためには覆っている筋肉で圧迫しなければいけない。
 
海外の実験では筋肉で椎骨動脈を圧迫するには血圧が170ミリの場合約16、6キログラムの力で首を圧迫すると閉塞できることが確認された。
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