SECRET×SECRET
まぶし…

「朝か…。眠いな…」

どーせ今日は土曜日だし、また寝ようとした時だった。

『よっ、二度寝か?』

「うわっ!」

『んな驚くことねーだろ?』

「うん…。」

いきなりシンが出て来て俺はめちゃめちゃびっくりした。

昨日の今日で、今日はきっと出てこないと思ったから。

『…昨日はごめんな。みっともない姿見せちまって…。』

え…

『まだ気持ちの整理がついてねーから、話すことはできねーんだけど、いつか昨日のこと話すから、聞いてくれねーか?』

「お…俺でよければ。」

『…さんきゅ。あの、さ…』

何?

『お前さ、俺のことどれくらい知ってる?』

えと…。
シンって名前で、黒い髪の毛で…
それから…
なんだろ?

『お前、俺のこと知りたい?』

そりゃあ興味あるよ!
もう一人の俺なんだし。

『わかった。詳しくは無理だけど少しくらいなら教えてやる。』

マジ?

こうして俺は、シンのことについて聞くことになった。



てか、いつの間にか身体入れ代わってんですけどっ?!
< 17 / 60 >

この作品をシェア

pagetop