SECRET×SECRET
「行ってきます!」

「急げー!」

何が急げーだよっ!
怒るとめちゃくちゃ怖いのに普段はこんなだから、多分仲良くできてるんだと思う。

「あー!もっと早く走れよこのチャリ!!」

なんて無理なことをぶつぶつ言いながら俺は駅へと自転車をこぐ。

俺が昨日から通う学校は徒歩10分、地下鉄10分で着く。

いつもは歩いて駅まで行くんだけど今日は特別っ!

駅まではチャリで行く。

あ、実は俺、悠の先輩なんだ。
同じ学校なんだぜ?

まぁ悠には俺はもう一つの人格って言ってあるから、ホントのことは言えねーけど。



やっと地下鉄…!

俺は息を切らしながら地下鉄に乗った。

すると…

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