SECRET×SECRET
俺と桃瀬は、走って学校へ向かった。

ガラッ!
勢いよく教室のドアを開ける。

「お…おはよーございま…」

疲れた…
息切れしながら、教壇にいる先生に挨拶をしてみた。

「なっ…?!おはよーじゃないだろ!二人共遅刻だぞ!」

「「寝坊しました。」」

「…。放課後職員室な。」

「はい…。」

今思い出してみると、俺と悠って結構やること同じだよな…。

でも、悠には死んでほしくない。

生きて、楽しい人生を送ってほしいな。

俺は…

まだまだ悔いがあるからさ。
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