SECRET×SECRET
それから、シンは地下鉄を降りて歩きはじめた。

あれ?
この道って学校行く道じゃん。

『だって学校行くし。』

学校?

『奈々との想い出がいっぱいあるからちょっと寄りたくて…。』

そっか。
じゃあ俺、寝てるわ。

『あぁ。なんか、ごめんな?』

なんで謝るのさ。
はい、おやすみ〜。

『17年も経ったのか…。なのに俺は奈々を見つけられない。奈々、早く逢いたい…』



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