SECRET×SECRET
ただ、校舎を見つめるシン。

いくら卒業生と言っても、17年も前の生徒だから中に入るのは難しいよな。

部活生徒の元気な声が、俺の頭に響く。

少し涼しさを感じさせる風は、なんだか心地良い。

目を閉じると、あの頃に戻ったみたいだ。

悠のためにも、俺自身のためにも、早く奈々に逢って俺は消えるべきかな…。



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