SECRET×SECRET
第三章
ガチャッ−

俺は覚悟を決めて、悠の家のドアを開けた。

「おかえり。って、貴方誰ですかっ?」

『うっ…。怪しい者ではないんです。悠の知り合いです。ちょっと話を聞いてもらってもいいですか?』

「知り合い?」

『はい。』

「まぁ聞くだけならいいわ。だって、何か事情がありそうだもの。」

『えっ…。』

「どうしたの?目真っ赤よ?…泣いたの?。ほら、立ってないで座りましょ?こちらへどうぞ。」

『はい…。お邪魔します…。』

「何があったのか、詳しく話して?」

『じゃあ1番大事なことを…。』

そう言うと、シンは俺を心のずっと奥にプレッシャーで吹っ飛ばして、会話を聞こえないようにしやがった。
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