SECRET×SECRET
『なぁ、悠って好きな奴いねーの?』

はぁ?いきなりなんだよっ!

『だから、好きな奴。』

いねーよ!

あっ、俺達は心の中で会話してるから声にはでていないんだ。

『つまんねーの。お前、高2にもなって彼女ナシはキツイんじゃ…』

う…うるせー!
わかってるよ、でも普通の子は好きになれねー…

『なになに?どんな子がタイプ?』

ほら…!強気な子とか。

『なんで?』

だってそういう子のほうがヤる時案外可愛いかも…
って何言わせてんだっ!

『へぇ。そゆこと。』

シンはニヤりと笑った。
なんか危ない感じがする…

な、なに笑ってんだよ!

『ん?もしお前に強気な彼女ができたら襲っちゃおうかな?って。』

んだと?絶対阻止!!

『無理無理。だって俺のがつえーし、何てったって上手いし?』

「何が上手いだアホッ!」            
『ばーか。』

「なにが?」

「朝比奈、放課後職員室な。」

『こんなとこが。』

…。
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