嫌い、嫌いも好きのうち



やっぱり受け取ってもらえないか・・


でも、まだ諦めたくない。


龍二を好きなこと、やめたくない。


ってか、やめられないよ。


小学生のころから好きなんだから。


龍二に負けじと、私は一生懸命話す。


「今日、龍二の誕生日でしょ?」


「!!!」


びっくりした表情の龍二。


めっちゃ目見開いてるし(笑)


「なんて顔してんの、龍二。

 もしかして、自分の誕生日

 今日だって忘れてた?」


「わ・忘れてた・・!」


「あはは!」


「笑うなよ!!これ俺に??」


と、私が店員さんに包んでもらった腕時計が入っている箱を指さす龍二。


「当たり前じゃん。龍二以外ここにいないでしょ?」




























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