こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!
あの日から2日。
一昨日も、昨日も。
お昼休みに教室を抜けて、空き教室へ行った。
当然、先輩たちもいて、
蹴られたり叩かれたり、下着姿を撮られたりもした。
でも、あの人たちは巧妙で、
私が服を着るところしか、蹴ったりしない。
私の体は青黒いアザでいっぱいだった。
でも、服を着れば見られない。
服が擦れるのでさえ、痛くてたまらない。
でも、誰かにバレれば、園香がこうなる。
そんなの、やらせるわけがない。
いつかあいつらも、罪悪感を持ち始めるはず。
その日まで、辛抱強く待つんだ。