こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!
その後、文化祭を周り尽くし。
「………なんか、静かなところ、ない?」
と塁が言うので、
一旦、学校の外にでて、この間の公園へ行った。
「………塁」
「何?」
「なんで、今日来たの?」
「……この間、文化祭ってポスターあったし
ついでに伊紅の勧誘しようと思って」
「……それ絶対、あとで冬弥(とうや)と桃(もも)にいろいろ言われると思うけど」
と言うと。
「……内緒」
と言って、真顔で人差し指を口に当てる。
「……………」
「それよりも」
!
「ちょっ………!」
バッ……!!