こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!


そこへ。


「あーーーーーーーー!!!!」

「?!」


すさまじい大声。

見回すと、小さい女の子がこっちを指差して立っている。


「転入生!」

「…そうだけど」


「…………」

その子は黙ってこっちを指差したまま、なぜかプルプル震えている。


(………なんかしたっけ、私…?)



「びっ…」

「「び?」」

神宮寺さんと私の声がかぶる。

「びびっ…………美少女だぁぁぁぁぁぁ!」

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