こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!
私の部屋。
桃と、久しぶりの会話をする。
「桃は友達できたの?」
「なんか私、怖がられてるみたい。
男も女も寄ってこないの、姉さん。」
寂しそうな桃。
「まだ暴れてるからでしょ」
「なんか、落ち着かないんだもんー!」
ぎゅうぎゅうと私に抱きついてくる(しめてるともいう。)桃。
「でも、冬弥と同じ学校なんでしょ?
二人で話したりとか…………」
「無理無理!あいつ学校でキモイんだもん!」
「何っ?!」
バン!
とドアを開けて入ってくる冬弥。
「………いつからいたの…」
しらーっとした視線を向ける桃。