こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!
 

私の部屋。

桃と、久しぶりの会話をする。



「桃は友達できたの?」

「なんか私、怖がられてるみたい。
男も女も寄ってこないの、姉さん。」

寂しそうな桃。


「まだ暴れてるからでしょ」

「なんか、落ち着かないんだもんー!」

ぎゅうぎゅうと私に抱きついてくる(しめてるともいう。)桃。


「でも、冬弥と同じ学校なんでしょ?
二人で話したりとか…………」

「無理無理!あいつ学校でキモイんだもん!」

「何っ?!」


バン!


とドアを開けて入ってくる冬弥。


「………いつからいたの…」


しらーっとした視線を向ける桃。
< 272 / 394 >

この作品をシェア

pagetop