こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!
「はぁ………はぁ………」
立っているのは、4人。
もちろん、私と累、桃と冬弥。
「なんか、姉さんが戻ってきただけで、
全然楽しさが違うんだけど!」
興奮気味に言う桃。
「僕も!すっごい楽しかったなぁ」
冬弥も楽しそうに言う。
「…………ああ。全然違う。」
累も珍しく表情に出して頷く。
みんな、やっぱり私と同じことを思っている。
ここが、私の居場所なんだと、確信する。
もう、戻ろうなんて思わない。