こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!


そのあと3人でハンバーガーを食べに行って仲良くなった。

3人で名前呼びにしようって話にもなった。


美郷の家はお金持ちらしい。

「それでなんとなく、クラスメートたちが遠ざかって行ってしまっていつも困るの。
お金持ちってことを言わなくても、何か私がズレてるみたいで、今まで特に中のいい子とか、いなかったの」

「へー」

「えー、園香は一人でいたいタイプかなってなんとなく思ってたんだよねー」

ずばっ、と言う園香。


「えっ!そんなことないわ!友達にずーっと憧れてたの!」

顔を赤らめる美郷。

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