こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!

「俺が君にずっと付きまとってたからだよ」

「……」


もう、いいのに。


私は、目の前のメロンソーダを、
ひたすら飲み続ける。



「俺、責任とるから」


ぶっ、


「え、…………はぁ?!」

意味が分からない。


でも、
目の前の先輩は、いたって真剣な顔。


「俺のせいで、君の人生も変えちゃったんだ」


「や、別に普通に生きてますし…」





「ケンカ、してまわってるんでしょう?」




痛い、言葉。

言われたく、無かった。
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