こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!

「下へ行こう。」

「下?」


どういうことか分からなくて聞き返すと。


「うん。みんなが今、戦ってるんだよ」


何故かいたずらっぽい顔をする麗ちゃん。



麗ちゃんにおぶってもらって下へ降りると。





「……………………え?」


床に転がる、ヤクザ、やくざ、ヤクザ。



「伊紅ちゃんっ!」



がばっ!と誰かが勢いよく抱きついてきた。


「………え……?美郷……?!」

なんでこんな危ないところに……?



すると。


「お嬢、こいつらどうしやす?」

「銃は回収しやした!」


走ってきた黒スーツのヤクザたち。


………………お嬢?

< 377 / 394 >

この作品をシェア

pagetop