7日間の夢世界
「あと、ひとつお話があるんだけどいい?」



何を話されるのか全く予想がついていない私はこくりと頷いた。



「あのね、今宮本さん1人でこの病室使ってるでしょ?」


私はまたうんうんと頷いた。


「本当はねこの病室2人で使う部屋なの。それでね、この病室にもう1人入ってもらおうと思うの。でも宮本さんが嫌ならそれはそれでかまわないわ。宮本さんどうかしら?」




この病室にもう1人…



空いてる部屋がないのかな…



どんな人が入ってくるのかな…



聞きたいことは山ほどあるのに思うように話せない。
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