3/1のラブパニック!?
逃げなきゃ 加奈side
実は怒るとあたしを名字で呼ぶ。
まるで、血がつながってないことをあたらめて言うように…。
「実~!」
「お、なんだ??」
「みてみて~このわワンピース!実の好きなタイプじゃない?」
「…そうだな。よく分かってるじゃん」
普段はこんな感じだ。
でもその悪魔は…あたしを殴ったり、抱いたりとまるでDVを受けている彼女のように扱うんだ。
実には、彼女と兄がいた。
でも、あたしのお母さんが事故で二人をひいてしまった。
そしてその二人は…
その責任みたいなので、実とは家族になった。
正直あたしも死にたかった。
実は、自分の彼女と兄が一緒にいたことに腹をたてて…自分の母親を殺してしまった。
自分の心も殺してしまった。
だから…ストレス発散と不安を紛らわすためにこういうことをしてる。
三週間後。
「やっぱ~?あのコンビダメダメじゃんねぇ~。」
「でもバカ過ぎて逆に笑えるわ。」
「うんうん。面白いっていうより、馬鹿って感じだったね!」
「お前…!」
ん??あたし??
としか思わず振り返った。
「誰?」
「…さぁ?」
ホントに誰だろ?
でも…カッコイイな。真っ黒な髪に、冷たい瞳(め)が色気を出している。
あたし…この人が好き。
あたしは一目惚れをした。
頬があつい。
「ねぇ?顔大丈夫?」
雪乃に言われてハッとした。
「あの…何かご用で?」
「お前…。ちょっと来い。」
腕を引っ張られる。
「やっ。」
こういうのには、反射的に拒否してしまう。
「あ、ごめんなさい!」
「いや…」
屋上に連れていかれたあたしは、目を丸くした。
なぜソファーが!?なぜ机が!?
他にも突っ込みたいとこはたくさんあるけど…
「あの?」
「あぁ…」
「?」
「お前、この前彼氏に殴られてたろ?」
「?彼氏なんていま…!」
そうだ!あの時の人だ!
待て待て加奈さん。彼氏いないなんて言ったら実に殺されるのでは?
「あ、あぁ。あの時のですね?」
「あいつ、彼氏じゃないだろ?」
「っ…いや、そんなことは…」
「バレバレだっつーの。」
やっぱばれるか~アハハ。じゃなくて!ヤバいよ!
「…。じゃあ、同居してんのか?」
「はい…あの!」
そういったあたしの言葉はシカトされた。
「お前、DVうけてんのか?」
「へっ?」
「いや…殴られてたり…そのキスマークだってあいつがつけたんだろ?」
実~!こんなに恥ずかしい場所にキスマークなんて!
あたしは話をそらした。
「…で!あなたのお名前は?」
「龍。黒木龍だ。(くろき りゅう)」
「学年は?」
「二年。ダブってるがな。」
「クラスは?」
「いい加減にしろ。」
「すんません」
「お前は?」
「南加奈一年です!よろしくです!龍先輩!」
そんなこんなで自己紹介終了!
「でわ!さよなら~。」
帰宅後。
事件は起きた。
「なぁ。加奈。黒木龍って知ってるか?」
「?あぁ。今日あたしを呼び出したヤツ!」
「あ?」
ひっ。ヤバい。
「おい。てめぇ~殺すぞ?」
「や、やめて!実!」
あたしは必死でにげた。玄関を飛びだして、走りつづけた。
「はぁはぁ」
「南!どこにいるんだ!おとなしく俺のとこに来い!」
逃げなきゃ…逃げなきゃ。
あたしは、倉庫裏に隠れた。
「南!」
声を出してはいけない。じゃないとあの悪魔に…
殺される。
まるで、血がつながってないことをあたらめて言うように…。
「実~!」
「お、なんだ??」
「みてみて~このわワンピース!実の好きなタイプじゃない?」
「…そうだな。よく分かってるじゃん」
普段はこんな感じだ。
でもその悪魔は…あたしを殴ったり、抱いたりとまるでDVを受けている彼女のように扱うんだ。
実には、彼女と兄がいた。
でも、あたしのお母さんが事故で二人をひいてしまった。
そしてその二人は…
その責任みたいなので、実とは家族になった。
正直あたしも死にたかった。
実は、自分の彼女と兄が一緒にいたことに腹をたてて…自分の母親を殺してしまった。
自分の心も殺してしまった。
だから…ストレス発散と不安を紛らわすためにこういうことをしてる。
三週間後。
「やっぱ~?あのコンビダメダメじゃんねぇ~。」
「でもバカ過ぎて逆に笑えるわ。」
「うんうん。面白いっていうより、馬鹿って感じだったね!」
「お前…!」
ん??あたし??
としか思わず振り返った。
「誰?」
「…さぁ?」
ホントに誰だろ?
でも…カッコイイな。真っ黒な髪に、冷たい瞳(め)が色気を出している。
あたし…この人が好き。
あたしは一目惚れをした。
頬があつい。
「ねぇ?顔大丈夫?」
雪乃に言われてハッとした。
「あの…何かご用で?」
「お前…。ちょっと来い。」
腕を引っ張られる。
「やっ。」
こういうのには、反射的に拒否してしまう。
「あ、ごめんなさい!」
「いや…」
屋上に連れていかれたあたしは、目を丸くした。
なぜソファーが!?なぜ机が!?
他にも突っ込みたいとこはたくさんあるけど…
「あの?」
「あぁ…」
「?」
「お前、この前彼氏に殴られてたろ?」
「?彼氏なんていま…!」
そうだ!あの時の人だ!
待て待て加奈さん。彼氏いないなんて言ったら実に殺されるのでは?
「あ、あぁ。あの時のですね?」
「あいつ、彼氏じゃないだろ?」
「っ…いや、そんなことは…」
「バレバレだっつーの。」
やっぱばれるか~アハハ。じゃなくて!ヤバいよ!
「…。じゃあ、同居してんのか?」
「はい…あの!」
そういったあたしの言葉はシカトされた。
「お前、DVうけてんのか?」
「へっ?」
「いや…殴られてたり…そのキスマークだってあいつがつけたんだろ?」
実~!こんなに恥ずかしい場所にキスマークなんて!
あたしは話をそらした。
「…で!あなたのお名前は?」
「龍。黒木龍だ。(くろき りゅう)」
「学年は?」
「二年。ダブってるがな。」
「クラスは?」
「いい加減にしろ。」
「すんません」
「お前は?」
「南加奈一年です!よろしくです!龍先輩!」
そんなこんなで自己紹介終了!
「でわ!さよなら~。」
帰宅後。
事件は起きた。
「なぁ。加奈。黒木龍って知ってるか?」
「?あぁ。今日あたしを呼び出したヤツ!」
「あ?」
ひっ。ヤバい。
「おい。てめぇ~殺すぞ?」
「や、やめて!実!」
あたしは必死でにげた。玄関を飛びだして、走りつづけた。
「はぁはぁ」
「南!どこにいるんだ!おとなしく俺のとこに来い!」
逃げなきゃ…逃げなきゃ。
あたしは、倉庫裏に隠れた。
「南!」
声を出してはいけない。じゃないとあの悪魔に…
殺される。