MAOU LIFE
~MAOU LIFE 31日目~

魔王妃「デス殿、リンデ殿とはうまくいってますか?」
死神「えっ?えぇ、お陰様で」
魔王妃「いつか教えた…アレは役に立ちましたか?」ポッ…
死神「っ!…………はい」カアァァァ…
魔王妃「…あの、どんな感じ…でしたか?」
死神「えぇっ!?何故に!?魔王妃様からそんな事を聞いてくるなんて!」カアァァァ…
魔王妃「あっ…いえ、ちょっと参考までに…」
死神「何の参考ですかっ!?」マッカッカ…
魔王妃「連載中のBL漫画…だなんて言えない!(心の声)」
死神「ま、まぁ、その…魔王妃様のお陰でうまくいってるのもあるし…じゃあちょっとだけ…」カアァァァ…
魔王妃「お願いします!」カアァァァ…
死神「えっと…………私が受けで、リンデが責めです…」
魔王妃「なんと!そうきましたか!」ポッ…
死神「もっ…もう宜しいですか…?」
魔王妃「あっ、あの、もうちょっと詳しく…」ワクワク…
死神「えっ…えぇぇ…えーっと…まずは抱き締め合って…キスをして…全身隈無く触ったりキスしたり……あの…もう宜しいですか?さすがに恥ずかしいのですが…って!何でメモしてるんですか!?」
魔王妃「あ、いや、参考資料に…」
死神「…その後はリンデの方が私に同じようにして…その後は…」
魔王妃「その後は…?」キラキラ…
死神「………もう無理です」プシュー…
魔王妃「…この手だけは使いたくありませんでしたが……魔王城右大臣、死神デス!」
死神「はっ…はい!」ビクッ…
魔王妃「魔王妃アーシュの名において命じます!続きを…最後まで話しなさい!」キリッ…
死神「うぐっ……最近魔王妃様…魔王様に似てきたような…」
魔王妃「返事をなさい!」
死神「はっ…はい…」
魔王妃「では…続きを」メモメモ…

10分後…。

死神「…正直最初は間違えてしまったのですが…それから徐々に…癖になってしまって……」
魔王妃「それからは…する度に、その、受けに回っているのですか…?」メモメモ…
死神「は、はい…あっ、でも時々私が責めに回る事もありますが…」
魔王妃「受けが責めに回るのって…どんな感じなのですか?」キリッ…
死神「そのー…自分がこうされたら気持ち良いとか、こう焦らされたら堪らないとか、そういうのを相手にしてあげる…というか」
魔王妃「…私もゼクス様にしてみようかな」ボソッ…
死神「あ、あの…もう良いですか?」プルプル…
魔王妃「最後に…」
死神「ひっ…まだあるんですか…?」
魔王妃「いつもどの位の時間愛し合うのですか…?」マジメ…
死神「前戯抜きで…さ、3時間位です…」
魔王妃「……リンデ殿もまだまだですね」フッ…
死神「えっ…まだまだって…魔王様はまだ長いんですか…?」バケモノダー…
魔王妃「えぇ…え?」
死神「そんなにしてて魔王妃様は疲れないんですか?」
魔王妃「えっと…あの…いや、疲れますけど…って、私の話は良いじゃないですか、デス殿」オロオロ…
死神「魔王妃様、私も今後リンデとの事で参考にしたいので、是非詳しくお聞かせ下さい」キリッ…
魔王妃「いや…私のなんて…参考には…」オロオロ…
死神「私が新たな扉を開くきっかけを作って下さったのは魔王妃様です。参考どころか教本にしたいです。是非!」キリッ…ニヤリ…
魔王妃「えぅ~……あっ、ゼクス様!」タスケテ…
魔王「お前ら顔が赤いが…大丈夫か?風邪か?」
死神「いえ、大丈夫です!」キリッ…
魔王「何か話してたのか?」
死神「はい、私的な事ではありますが、リンデを喜ばせたいという内容の相談です。魔王妃様のアドバイスはとても参考になるので」キリッ…
魔王妃「ちょっ…」アタフタ…
魔王「そうか、頼りにされて良かったな、アーシュ。デスの相談にしっかり乗ってやるんだぞ?部下の悩みを解消するのも上司の仕事だ」ニコッ…
魔王妃「いや、あの、ゼクス様……はい」
死神「流石は魔王様」ニヤリ…
魔王「ではな」スタスタ…
魔王妃「あぅ…」オイテカナイデー…
死神「…さてと、魔王妃様?魔王様の御言葉もありましたし、たーっぷり相談に乗ってもらいましょうか?」ニヤァ…
魔王妃「ご、ごめんなさいぃ~」ヒーン…

それからしばらくアーシュはデスから仕返しの質問責めを喰らったのだった。

~MAOU LIFE 31日目~ 終
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