MAOU LIFE
~MAOU LIFE 33日目~

魔王妃「明日から人間界出張ですねー」ワクワク…
魔王「面倒だが仕方ない。だが、デスやリリムから離れられるのは嬉しいぞ」ニコニコ…
魔王妃「明日のお仕事は黒ミサの出演依頼でしたね?」
魔王「そうだ。その後はその黒ミサの参加者との契約。そして人間界各国に置いた駐屯地の抜き打ち視察だ」
魔王妃「しばらく人間界に滞在するなら、ついでに人間界の食材で料理研究もしていこうかなー」ウキウキ…
魔王「そうだな、お前がレシピをまとめておいてくれれば、我れが単身で人間界出張した時に役立つな」
魔王妃「ではゼクス様の為にも料理研究も頑張ります!」キリッ…
魔王女「ほぷぅ!」ペシペシ…
魔王妃「どうちたんでちゅか、シャルルたん?」
魔王女「ほぷぅ!」ペシペシ…
魔王「んー?あぁ、いつかの戦士共に会いたいのか?」
魔王女「ほぷぅ」キラキラ…
魔王「あの時3人に遊んでもらったのが、そんなに嬉しかったのだな?よしよし、ならば黒ミサの仕事が終わったら連れてってやろう」
魔王妃「確か、戦士殿にはお嬢様がいらっしゃいましたね?」
魔王「うむ。確か長女が料理上手だとか戦士が言っておったから、ついでに教えて貰ったらいい」
魔王妃「はい、そうします」ニコッ…
魔王「一応今日仕事が終わり次第、奴らへの土産を買っておこう」
魔王妃「何が良いですかねー?」
魔王「スライムの干物、アルラウネの蜜、サーペント酒、何にしようか…」
魔王妃「ミミックなんてどうですか?」
魔王「あぁ、それも良いな。あ…金貨虫スナックも良いかもしれん。あれもミミック同様、酒に合うし、値段も手頃だしな」
魔王妃「帰ったら早速準備しないといけませんね」ルンルン…
魔王「行っておくが、旅行ではないのだから、あまりハシャぎ過ぎるなよ?」ウキウキ…
魔王妃「ゼクス様こそハシャいでいるように見えますよ?」ニコニコ…
魔王「デス達から解放されるのが嬉しくて顔に出てしまった」
魔王妃「もぉ~ゼクス様ぁ、嬉しいのはそっちなんですかぁ?私は新婚旅行の時を思い出してたのにぃ」ウルウル…
魔王「あ、いや、勿論アーシュとの旅行の事もだな…」アセアセ…
魔王妃「いーですよー…なーんちゃって。明日からいっぱいイチャイチャして思い出させてあげますもんねっ」イチャイチャ…ツンツン…
魔王女「ほぷぅ!」ブン…ゴンッ…
魔王妃「はぅっ!…シャルルたん、めっ!…でも」イタタ…ニコッ…
魔王&魔王妃「「明日っから楽しみだなー!!」」ワーイ…

朝から浮かれまくっていた2人は、この後デスに見つかり、たっぷり怒られたのだった…。

~MAOU LIFE 33日目~ 終
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