思い出に ~I continue loving you.~

告白

私は過去を打ち明けた。

途中涙も出た。

でも、拓はずっと聞いていてくれた。

「アヤネ? こういうのも酷いけど、アヤネはまだ中3だよ? これからたくさんの出会いもあるし別れもある。別れが早いか遅いかなんだよ。アヤネが責任を感じることなんてない。その人の分まで生きていた方が天国から見てて嬉しいと思うよ? 全ては運命なんだよ。その人に出会わなかったらそんなに辛くない。でも出会ったんだから。その分楽しいこともあったんだから。」

『うん…ぅん』

私は号泣してしまった。

今まで誰にも言わなかった分の何かが溢れ出した。

「まだ厳しいと思うけど、何かあったら話聞くし、俺はいなくならない。だから信用して? 一緒に前に進もう?」

『ありがとう』

心から感謝した。

すごくすごく安心した。

気づけば3時過ぎ。

私は寝落ちした。
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