思い出に ~I continue loving you.~
これがきっかけになったんだと思う。

私は拓のことを気になり始めていた。

毎日こんな日々を送っていた。

もうすぐ8月になろうとしていた時、ヤスから連絡が来た。

〈あやねー。拓の事どう思う?〉

《普通に好きだけど?優しいし》

びっくりした。ヤスに聞かれるとは。

〈恋愛感情?〉

《んー?どうだろう?》

〈あいつアヤネのこと好きらしくてさー。学校でもずっとその話ばっかり。告れって言ったら「アヤネには好きなやついるよ」って〉

《そーなの!? 私普通に拓のこと好きだよ? ただ距離が遠いんだよ。私東京じゃないもん》

〈拓はそれでもいいっぽいよ?会いに行くって言ってる。アヤネは告る気ない?〉

《大丈夫そうなら告る》

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