リコリスの花
俺は最近誕生日を迎えたから16だ。
「ごめんね───・・・やす」
彼女?瑠奈は・・・。 俺の愛称を呼んだ。
「え? えと?あ、謝られても困るよ。 瑠奈」
「で、でも。 あんた達の親達を殺したのはあたしだから」
俺はわかっていた。
だって、瑠奈は「あたし以外」誰も居ない紀玖羅町にいたのだから。
だって、ここは誰一人来てはいけない・・・禁忌の場所なのだから。
「ごめんね───・・・やす」
彼女?瑠奈は・・・。 俺の愛称を呼んだ。
「え? えと?あ、謝られても困るよ。 瑠奈」
「で、でも。 あんた達の親達を殺したのはあたしだから」
俺はわかっていた。
だって、瑠奈は「あたし以外」誰も居ない紀玖羅町にいたのだから。
だって、ここは誰一人来てはいけない・・・禁忌の場所なのだから。