溺愛されました
「ホントですかあ??昨日のお姉さんの雰囲気とはずいぶん違いますけど」
加織が疑いの眼差しで口を挟む。
「ほんまやって言うてるやん!!その女の言うことと、俺の言うことどっちを信用すんねん」
どっちも嘘臭いが、
「彼女でしょうね」
女3人、口を揃えて。
「おいおい」
「あっ、先輩」
「咲希。ちょうどよかった。次の日曜なんだけど」
「あー、ちょい待て!!その話!!その日は俺が咲希、借りるで」
「そうなの?」
鳴瀬が驚く。
「違いますってば!!」