ですあんさ〜『美波のその後編』
私は、『質問さん』と呼ばれ恐れられてきた毎日が懐かしく感じる。

恐怖に怯え、逃げ惑う人々のあの表情が、懐かしい。

その時、ざわざわとした教室内に響いた言葉が、私の手を止めた。


「ねぇ、質問さんって知ってる?」

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