無糖バニラ
「芦沢くんもおはよう」
「おはよう」
仁奈には、ちゃんとあいさつするんだ。
あたしも、たまには「おはよう」って聞いてみたいな……。なんて。
「このは、あたしも一緒に行っていい?」
「うん、もちろん」
出来れば、背中からは降りてほしいけども。
「えー、いいのー?邪魔じゃない?」
ニヤニヤと笑いながら、仁奈はあたしの頬を指先でグリグリ押してくる。
爪が痛い。
冗談で言ったのだろうけど、まともに昨日の記憶を呼び起こしてしまったあたしは顔を真っ赤にさせてしまったわけで。
「え、マジ?ほんとに邪魔者?あたし」
「そ、そんなことない!いて欲しい……」
自分から一緒に登校したがったくせに、いざそうなると何を話したらいいのか戸惑うあたしがいた。
「おはよう」
仁奈には、ちゃんとあいさつするんだ。
あたしも、たまには「おはよう」って聞いてみたいな……。なんて。
「このは、あたしも一緒に行っていい?」
「うん、もちろん」
出来れば、背中からは降りてほしいけども。
「えー、いいのー?邪魔じゃない?」
ニヤニヤと笑いながら、仁奈はあたしの頬を指先でグリグリ押してくる。
爪が痛い。
冗談で言ったのだろうけど、まともに昨日の記憶を呼び起こしてしまったあたしは顔を真っ赤にさせてしまったわけで。
「え、マジ?ほんとに邪魔者?あたし」
「そ、そんなことない!いて欲しい……」
自分から一緒に登校したがったくせに、いざそうなると何を話したらいいのか戸惑うあたしがいた。